本日は縮毛矯正とカラーの同時施術に対しての記事。
ご質問が多い項目です。
「カラーと縮毛矯正を一緒にやったら傷みますか?」
「同時にやらない方がいいんですか?」
などなどたくさん頂きます。
論より証拠。お客様スタイルで振り返ってみましょう。
目次
まずは結果から先にお話致します。
出来ないことはないけどオススメしません。
個人的にはご新規様はお断りしています。
理由は簡単。
髪に対する負担がとても大きいから。
ダメージレベルを考えるとリスクはかなり大きいですね。
しっかりとしたデータが必要になってきます。
どちらもベストな状態に持っていくのはなかなか難しいのです。
それでは詳しく解説するためにお客様スタイルで行きましょう。
Beforeを2枚。
まずは髪質を分析しましょう♪
ずっと来ていただいているお客様です。
前回矯正をかけてからは1年弱経っております。
伸ばしていきたい。量は梳きたい。
髪質は量が多く、毛の太さは普通。若干硬めでしょうか。
ダメージレベルはそこまで無くだいぶ綺麗になって来ているので問題ないでしょう。
少しだけ乾燥が気になります。そこはトリートメントで♪
1液で結合を外しアイロン前の状態です。
今回は縮毛矯正とカラーの同時施術の記事なので工程別の解説は割愛させて頂きます。
アイロン後。量こそ多いですがボリューム、広がりはだいぶ収まりました。
ここからがメインイベント。
カラーを塗っていきます。
今回は固めるお薬2液は付けずにそのままカラーに行きます。
これは結構レアケースで。本来はしっかりと2液をつけた方が固定する力はあると思います。
しかしお客様の価値観により臨機応変にお仕事をさせて頂くのもプロの仕事。
今回は少し時間がなかったので2液を割愛させて頂きました。
しっかりとした知識と経験があれば大丈夫です。
カラーを放置しトリートメント、ドライが終わった後の状態です。
仕上がりをどうぞ。
明らかなトーンダウンですよね。
仕上がりはいかがでしょう?
今日のハイライト。
Before
Before2
アイロン前
アイロン後
仕上がり
ちなみに量は梳きましたが長さは切ってません♪
それでは結論を。同時施術は出来るのか、出来ないのか。
結論はご覧の通り出来ます。
ただ、髪の毛のことを考えるのであればなかなかオススメは出来ません。
最初にも言った通りダメージレベルはかなりのものになります。
それにも関わらず出来るパターンもあります。
出来るパターン1。
縮毛矯正orカラーのどちらかがリタッチ(根元のみ)であること。
こちらの場合は出来ます。
出来るパターン2。
過去に何度か来店がありデータがしっかり残っていて髪質がわかる方。
僕のお客様にももちろん同時にやる方はいます。
それは過去のデータがしっかりあってアプローチのイメージが明確だから。
それ以外は今の所思いつきません。
本来髪の毛を綺麗にするのが仕事の美容師です。
同時にやる際は担当の美容師さんとしっかりと相談しましょう♪
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