本日のテーマは「縮毛矯正マニアック」。笑
ひたすらまでに1つの髪の毛を細部まで書いていきます。美容師目線とお客様目線を同時に書けたらと思いますのでぜひ最後までお付き合い下さい。
髪の毛はこうやって綺麗になる
まずはBefore。お客様のお悩みと髪の毛の状態を最大限に組み取る。
髪の毛DATA
・軟毛、細毛、量少なめ
・癖は見た目より強い
・白髪染め
・広がりやすい
・艶が出にくい、パサつきやすい
・ボリュームが出にくい
・毛先のダメージは少し
・ダメージはしやすい
お客様のご要望
・艶のある髪の毛が欲しい
→薬剤選定、熱入れをしっかり
・トップのボリュームを残したい
→トップの薬剤の塗り方を少し根元開ける
・お手入れを楽チンにしたい
→しっかりかければ大丈夫
・おうちではあまりケアに時間をかけたくない
→シャンプーはいいものを使いましょう。オイルは乾かした後に1プッシュのみ。つけすぎる必要はなし
薬剤選定
この髪の毛は薬剤選定を弱くしすぎて結果的にボリュームも癖も収まりきらないと言う失敗例がとても多い髪の毛です。
見た目、触った感じがとても繊細なので美容師側も初めましてで強めの薬剤を使いことを躊躇します。
弱め・普通・強めと段階があるとしたら普通の薬剤に20%程強めの薬剤を入れるのです。
しかしそれだけでは足りません。表面だけに薬剤を浸透させてしまうと伸びきりません。
なのでもう少し内部まで効く薬を更に10 %程入れます。あとは様子を見ながら放置時間を調整します。
次のポイントは塗り分けです。根元と毛先、前髪の根元と毛先の薬剤を分ける。
根元→新生毛。
毛先→矯正履歴あり。
前髪根元→繊細なので後ろの根元より弱め。
前髪の毛先→丸くしたいのでほぼトリートメント。
これだけでも薬を6種類ほど使うことになります。場所による塗り分け、塗布量、放置タイムこれを全て合わせて理想の質感になります。
アイロンワークの熱意れ
アイロンワークも縮毛矯正を語る上では避けて通れません。
この工程が一番大事と考える方も多いですが実は最初の薬が一番大事です。
1液がどれくらい効いているかによってアイロンでの熱入れを変えます。
根元→ゆっくりじんわり根元の生えぐせを直す。
毛先→熱入れは比較的軽めでさらっと通す。入れすぎてしまうと硬くなってしまい真っ直ぐすぎいる質感になってしまいます。
前髪→大袈裟すぎるくらいに丸めます。アイロンで丸めなくては仕上がりが少し間延びしてしまいます。
大切なのは髪の毛のどこにどれくらいの熱入れをしていくかと言うこと。
軟化具合やダメージレベルによって、お客様によって全く違います。
仕上がり
とても綺麗になりました。と言うのは当たり前でどんなメリットがあるのか。
・見た目、手触りがとても良い。(周りから褒められる)
・カラーの入りが均一になる。
・トリートメントの効きムラがなくなる。
・乾くのが早い
綺麗なのは当たり前。その結果と言うより工程で何をすることによりどうなるかがとっても大事。
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