今日は縮毛矯正のメカニズムを簡単に書こうと思います。
まずは全行程をさらっと。
カウンセリング。
プレシャンプー。
1液塗布。
中間水洗。
アイロン。
2液塗布。
トリートメント。
ざっくり。。。。。
1液とは髪の毛の結合を切るイメージ。
アイロンで生えグセを直し艶出し。
2液で再結合。
僕はこのようなイメージで施術してます。
今日知って頂きたいのはどの工程が大事か。
いい美容師さんの見分け方にも使って頂けたらと思います。
カウンセリング
まずはお客様のやりたいイメージを共有できるかがすごく大事。
できるできないの判断。
なりたいイメージに近づけるスタンスでやらせて頂いているので
基本的には滅多なことがない限りはNGはないのです。
当然1回の施術では完璧に近づかなくても回を追うごとにかなり近づきます。
長い期間をかけなくては髪質はわからない。
何よりも共感させていただくことが大事です。
前処理
最初のシャンプーでトリートメントします。
髪の毛をいい状態から施術を始めることはかなり大事。
意外とお客様にはこれをやるとびっくりされますがダメージやスタイルのもちのことを考えるかなり大事だと思います。
全行程ではなく内部補修を中心にやっていきます。
1液
これが一番大事だと僕は考えてます。
薬剤選定と塗布の仕方、放置時間。
これがすべて完璧に近くなくてはいい施術はできません。
薬が弱すぎても強すぎても時間をおきすぎてもダメージが伴うしおかなすぎてもしっかりと癖が伸びません。
初めてのお客様はどんな履歴があるかわからないのでしっかりと。
髪の毛は場所によってかなり強度が違います。
根元と毛先やバックとフロント、前髪と。
しっかりとその場所に合った薬剤選定が大事になりますよね。
中間水洗
1液を流すための施術です。
ここでは次にアイロンの工程があるので熱に強いトリートメントで中間処理します。
ダメージケアはもちろん作業効率も上がります。
アイロン
癖が強かったり元から広がりやすい髪の毛はアイロン前にとても広がります。
心配はご無用です。
しっかりと結合が切れている証拠なので。
お客様には一番変化率がわかりやすい工程かもしれません。
癖をを伸ばしていき艶を出します。
アイロンの熱の当て方はすごく大事。
ここで熱を当てすぎると髪の毛が固くなりすぎ真っ直ぐすぎる仕上がりになります。
卵でもそうですが生卵からゆで卵にしてしまったもはもう生卵には戻せませんよね。
髪の毛の場合先が長いのでかなり大事になって来ます。
熱量の調整はかなり大事です。
2液
切れていた結合を再結合する作業です。
せっかくこのここまでの工程をしっかりやっていてもこの2液の作業がなくてはまたアイロンからです。
素早くなるべく仕上がりのイメージに近い状態で塗っていきます。
トリートメント
トリートメントはどこのサロンさんもこだわってると思います。
アルカリ性に傾いた髪の毛をしっかり等電点(髪の毛の一番良い状態)まで戻すことはかなり大事です。。
施術後にトリートメントを普段やっていない方がもしいたら絶対にお願いした方が髪の毛のためです。
その場でトリートメントしなくては髪の毛はずっとアルカリに傾いた状態です。
簡単に言うと常にダメージしている状態ですね。
これが全行程。
で、結局なにが言いたいかというと!
みなさま全行程、美容師側がこんなことをしている、考えていると言うのを知らない方が多いのです。
そして大事なのは1液なんです!
毛髪診断がしっかりできて薬剤選定がしっかりできて
1液塗布がしっかりできて放置時間が適正ならば
しっかりとした矯正がかかるはずなんです。
簡単に言うけど難しい。
人それぞれ違うから。
許容範囲内だけどもっとここをこうすれば。。
っていうたらればは常にあります。
それがお客様にとっても美容師にとっても伸び代なんです。
それがあるから楽しい美容師人生。
こうやって皆様のおかげでまた進化していきます。
だからこそネガティブなイメージがある縮毛矯正を
自信を持ってオススメします。
傷まない。
真っ直ぐなりすぎない。
コテで巻ける。
パーマもかけれる。
こんな縮毛矯正はいかがでしょうか?
まずはご相談を♪