今日は少し視点を変えてコラムのような記事。
テーマは美容業界においてのフリーランス美容師ってどうなの!?ということを書いていきたいと思います。
このような髪以外のコラムの記事も今後は書いていければと。
今回はどちらの意見も肯定も否定もせずありのままに今感じていることを書いていこうと思います。個人的なフリーランスの定義は務めているお店の個人事業主契約を指すのではなく完全にフリーランスとしての個人契約という意味合いで書いていきます。
目次
フリーランスって何!?
どの業界でも今増えているのかなと思うフリーランスの方々。結局何!?って思う方も多いと思いますが簡単に言えば正社員ではない人のことを指します。
決まった会社には属さず個人で契約していく人々。美容業界で全体の15%の人がこれに当たると言われています。
美容業界ではフリーランスでも2種類あって自分で集客していくタイプとお店側が集客してくれるタイプがあるようです。(業務委託)
フリーランスのメリット
僕は個人的に仕事を「やりがい、お金、時間」という3軸で考えています。
時間
フリーランスというくらいなのでまず真っ先に上がってくるのは時間の自由。その中で時間というカテゴリーに関しては圧倒的に自由でしょう。自分のやりたい時間で仕事をし帰りたい時間に帰る。予約の調整も自分次第です。セミナー、撮影、練習会なども自由です。しっかりと時間管理をできる方には本当にオススメです。
お金(給与)
次にお金(給料)に関しては契約次第という形になります。大体40〜60%バック率が相場でしょうか?100万円売り上げれば40〜60万円のバックがあります。
ただそこから自分で社会保険類の税金、材料費、場所代(お店や契約による)などなどを払うことになりますのでそのまま全てが手に入ることではありません。
一見するとバック%で正社員よりよく見えるかもしれませんがよく考えるべきでしょう。
手取りは間違いなく多くなると思います。
やりがい
これは人それぞれなので一概には言えませんがフリーランスのやりがいは個人的には凄くあるとは思えません。なぜなら教育という観点では自発的ではない限り受ける、与えることはできないからです。学ぶこと、教えることは必ず必要な項目だと思います。
お客様に関しては自分の集客スキルや力量が試されるのでどちらが良いとは言えません。
マンツーマンスタイルをとるのであれば好きなお客様に好きなだけ時間を割けるという考え方も出来ます。ただ裏を返せばアシスタントがいなければ売り上げの限界は見えるでしょう。
どこにやりがいを持ち何を目指すかによって大きく変わってくると思います。
フリーランスのデメリット
時間
毎日決まった時間に出勤し退勤するというリズムで生きる生活はとても大事なことです。
何でも自由にというと響きはいいかもしれませんが裏を返せばどれだけでも手を抜けるということです。正直、サボってしまうだろうという方にはオススメしません。
緩めた時間を戻すのは中々大変なことなのでよく考えましょう。
お金
お金に関して手取りがいいのはフリーランスと思うかもしれませんが税金関係、確定申告は全て自分でする(誰かを雇うか)ことになります。ここにもとてもリスクがあります。
もし正確な申告が出来ていなければ責任を取るのは自分です。正社員であれば税金関係のミスはとても少ないリスクです。
その他にも人生において大きな買い物をするときには注意が必要です。ローンを組むときや借入をするときは会社のネームバリューが必要なことは結構あります。その方がやりやすいと感じたことも多々ありました。
ここでも自分の管理がしっかり出来ているかどうかがとても大切なことになります。
やりがい
「教育」という点はとてもデメリットです。正社員の場合は練習時間というものがある程度サロンによって決まっていてある意味嫌でも教わる、教える時間があります。
これはとても必要なことで美容技術以外にも人としての集団生活はとても大事です。
自分のお客様以外の方に入客させて頂くこともとても勉強、やりがいになります。
おそらくではありますが多角的に見るのであればフリーランスよりは正社員の方がメリットは大きいでしょう。
美容師のフリーランス、正社員どっちが良いの?
結局のところどっちが良いの!?せっかくなので僕なりの答えを出しましょう。
自分の顧客も居てお金の管理、知識の勉強もしていて、期間限定であればフリーランスの方がいいと思います。1人でやることが絶対条件でアシスタント雇いすぎると結局のところ自分で独立することと同じなので辞めましょう。
簡単に言えば「一時的な資金貯め」というイメージです。無駄なお金と時間を省きたいというのであればフリーランスです。
しかし顧客も居ない、いつまでやるかもわからない、今のサロンでは微妙という理由で安易にフリーランスになると本来の目的を失います。
集客も出来ない、技術も中途半端、お金も貯まらない。この現象に陥っているフリーランスの人を何人も見ているのも事実です。
その点で言えば具体的な将来のビジョンがなくても正社員は会社によってある程度の道筋は見えてくるでしょう。人によっては正社員の方がいいかもしれません。
結論をいうと目標、期間、ビジョンがしっかりとしていればフリーランスでも可能性は大いにあります。安易に飛び込んで成功するほど甘くはない仕事です。
ぜひこれからお考えの方は参考にしてください。
日々のサロンワークはInstagramに載せておりますのでぜひご覧ください。
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