縮毛矯正で一番需要があるけど一番難易度が高い前髪。
今回は前髪のみの記事です。考え方や作り方まで失敗しない命の前髪というのを余すところなくお届けします。
前髪は絶対に失敗したくないのはお客様も美容師さんも同じ。どちらから見ても喜んでいただける視点で書いていきます。
目次
そもそも前髪の価値観について
まずは価値観に関して。お客様と美容師さんの前髪に対しての価値観て少しずれてはいませんか?
お客様「前髪は命。絶対に失敗したくない。」
美容師「髪の毛の一部。大事ではあるけど。」
このような縮図では絶対にいい前髪は出来ない。言い切れます。
どれくらい重要な場所かということをお互いに認識し、共有したときに初めて施術に移るべきです。
前髪の縮毛矯正についての実践編
1、カウンセリング
Before
・今ある前髪がどうなっているのか。
「中側がうねりやすい。」→強い薬でアプローチできるのか。
「生え際の癖が気になる。」→薬剤選定を分けた方がいいのか。
・施術によりどう変えていきたいのかを明確に共有すること。
「あまり真っ直ぐになりすぎずに自然な丸みが欲しい。」
→熱の入れすぎに注意する。軟化をさせすぎない。
と色々あるわけですが今がどうで施術後どうなりたいかを明確にすること!が大事です。
2、薬剤選定のミスはリカバリーできない失敗。
1液の薬剤選定のミスは絶対に取り返しがつきません。
この髪質だからこの薬を選ぶ。現状と仕上がりをよりイメージします。癖が強いのであれば強目の薬を。真っ直ぐしたくないのであれば弱めの薬でじんわり。薬剤を根本と毛先で分けることも必要だと思います。
薬剤選定、塗布量、放置タイムはかなり正確に。
3、アイロンワークで癖を伸ばすのではない!
アイロンで癖を落とす、伸ばすのではないのです。それをやっていると思っている以上に真っ直ぐになります。
癖を落とすのはあくまでも1液のお仕事です。
しっかりと前の薬剤が聞いて入ればアイロンワークはさらっと。そして丸みをつけることが可能に。3回以上通してしまえばもう狙い通りの質感にはならないでしょう。(目安)
4、扱いやすいカットとスタイリングテクニック
After
ここまで完璧にしたらあとはカットです。もちろんですが手は抜きません。お客様の日頃のスタイリングをイメージして作り上げていきます。ベースのカットライン、流す方向、梳き方。全てがマッチして初めて「命の前髪」となります。
個人的なスタイリングレクチャーは丸みの強弱。同じように巻くのではなく必要なところに必要な分だけ丸みをつけるということです。
ぜひお店でレクチャーをさせてください。
結局のところどうすればいいの?失敗をしないポイント。
1、まずはしっかりとした前髪の価値観の共有。
2、絶対的にミスをしない薬剤選定。
3、仕上がりをイメージしたアイロンワーク。
4、扱いやすいカットテクニック。
以上の4点さえ押さえておけば必ず綺麗な前髪になります。
お悩みの方はぜひご相談ください。
最後に別のバージョンも載せておきます。
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