最近すごく多いオーダーがブリーチ縮毛矯正。以前より格段に増えてきました。確かにブリーチをしていても髪は綺麗にしておきたいですよね。その気持ちはかなりわかります。
ただ!とてもシビアな施術であることは間違いありません。なので今日はやる側の意識とお客様目線を照らし合わせ書いていきます。
ブリーチ縮毛矯正はここを気をつける!
ダメージレベル
まずはよくOO回しかブリーチはしていません。と言われるのですがブリーチの回数は関係ありません。何が関係あるかというと髪の体力。体力が残っていれば複数回ブリーチをしていても大丈夫です。逆にブリーチを1回しかしていなくても髪の体力がなければ綺麗には出来ません。ここの兼ね合いがかなり大事です。
なので髪の毛の現状がどうであるかを知る必要があります。自分の髪の毛のダメージレベルがどの程度なのかに合わせて縮毛矯正の薬剤を選ぶということです。ホームケアの意識の高さも施術の幅を広げてくれるのでもちろん大事な要素となります。
薬剤選定
次に気を付けているのが薬剤選定。ブリーチにはブリーチの薬剤があり通常時の薬剤は原則使えません。通常の薬剤を使うと髪の毛はチリチリになります。なので弱めの薬で対応するということになります。当然弱めの薬剤では癖は伸びにくいということになります。
ここで美容師は葛藤します。
「チリチリになるリスクは少しあるが癖や広がりを抑えること」を優先するのか
「癖はある程度伸ばしダメージケアを優先する、時間をかけて綺麗にしていく」のか。
これをはじめましてのお客様の場合瞬時にカウンセリングの時間のみで判断していくのです。
プロとして出来て当然なのですが葛藤があります。1回で完璧な仕上がりはほぼ不可能です。
リスクを負いながらもなぜかけるのか。それは「今より少しでも良い状態にしたいから」という思いからです。出来ない!と言って良いのだろうか。
そのままずっと放置しまた同じお悩みにぶつかるよりチャレンジさせていただく方が価値があるからです。
ただ1回では難しい。ここにもまた葛藤があります。3回任せていただければ髪質、薬の効き具合もデータが取れるのでやりやすいです。ただ1回目で思うような仕上がりにならなければお客様は来てくれない。
需要と供給。葛藤だらけなのです。
まとめ
1、髪質診断
髪の毛の残りの体力を見極める。
2、薬剤選定
チリチリになるリスクを取り(それ前にもちろん止めますが)強めの薬剤選定でいくのか
癖は少し残るかもしれないが今よりは扱いやすくなる、時間をかけて綺麗にしていくのか
3、将来的に
3回任せていただければかなり綺麗になるでしょう。それは髪質、データを頂くためです。そこまで我慢できるか。(当然回数を重ねるごとによくはなっていきます。)
以上の3点を踏まえれば確実に綺麗になっていくでしょう。
最後にブリーチ縮毛矯正の過去の施術例を貼っておきますのでご覧ください。
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