縮毛矯正をするとカラーは色落ちする?原因・色落ちしやすいカラー・正しい順番を美容師が解説

「縮毛矯正をしたらカラーが色落ちするって本当?」

「せっかく染めたのに、縮毛矯正をしたら明るくなってしまった……」

「縮毛矯正とカラー、どっちを先にやればいい?」

縮毛矯正とカラーを両方している方にとって、これはかなり気になる問題ですよね。

実際に縮毛矯正をした後にカラーの色味が変わったり、明るくなったりすることはあります。

ただし「縮毛矯正をすると必ずカラーが大きく色落ちする」というわけではありません。

髪の状態やカラーの種類、縮毛矯正の施術内容などによって、色落ちの程度は大きく変わります。

今回は、縮毛矯正とカラーの両方を得意とする美容師の視点から、

  • なぜ縮毛矯正でカラーが色落ちするのか
  • どの色が色落ちしやすいのか
  • どれくらい色が変わるのか
  • 縮毛矯正とカラーはどちらを先にするべきか
  • どのくらい期間を空ければいいのか
  • 色落ちをできるだけ防ぐ方法

について詳しく解説します。

縮毛矯正をするとカラーは色落ちする?

まず結論から。

縮毛矯正によってカラーの色味が変化したり、色落ちしたりすることはあります。

特にカラーをしてから縮毛矯正をする場合は注意が必要です。

縮毛矯正では薬剤を使って髪の内部に働きかけさらにアイロンによる熱処理を行います。

その過程でカラーによって髪に入っていた染料が影響を受けることがあります。

ただし「縮毛矯正=必ずカラーが全部落ちる」

ということではありません。

色落ちの程度は

  • カラーの明るさ
  • カラーの色味
  • 染めてからの期間
  • 髪のダメージ
  • 使用する縮毛矯正剤
  • アイロンの温度や操作
  • これまでの施術履歴

などによって変わります。

なぜ縮毛矯正でカラーが色落ちするの?

縮毛矯正の薬剤による影響

縮毛矯正では髪の結合に働きかける薬剤を使用します。

そのため髪の内部に存在するカラーの染料にも影響が出る場合があります。

特に髪の状態によっては色味が抜けやすくなることがあります。

使う薬剤などによって影響は様々です。

アイロンの熱による影響

縮毛矯正では薬剤だけではなくアイロンによる熱処理も行います。

高温のアイロンを使って髪を伸ばすためカラーの色味に変化が出る場合があります。

美容室での施術以外でもお家でアイロン、コテを使う場合も熱による褪色の可能性を考えておくと良いでしょう。

髪のダメージが大きいほど色落ちしやすい

同じカラーをしていても健康な髪とダメージした髪では色の残り方が違います。

特に

  • ブリーチ
  • ダブルカラー
  • ハイライト
  • 繰り返しの白髪染め
  • 繰り返しの縮毛矯正

などをしている髪は注意が必要です。

髪の毛にどれくらいの体力が残っているかによっても色落ちはかなり変わってくるのです。

 

実際に縮毛矯正をするとどのくらい色落ちする?

パターン1

ベースはやや明るい。毛先は若干赤い。ピンクベージュ系のカラーの残留です。

当日にカラーはしていませんが光の反射が綺麗になりましたね。

毛先の赤みは若干落ちた。

そこまで凄く落ちたなという印象はないかもしれません。

カラー剤は髪の毛の中までしっかりと入っていくものと表面で発色するものの2種類があります。

もちろん選ぶカラーにもよりますが思っているより縮毛矯正による色落ちはしないのかもしれません。

パターン2

複数回ブリーチを重ねている毛。グラデーションになっています。

ダメージもかなりあります。明るい髪の方が色落ちは当然していくことになります。

真っ直ぐにするとこんな感じ。落ちるというより逆に暗く見えますね。

これは詰まっていたカラーがしっかりと流れたイメージ。そして光の反射が綺麗に見えるといった結果になりました。

入れている色にもよりますがあまり色落ちは感じません。

パターン3

ベースは明るめの紫が入っている髪。これはきっと色落ちしますよね。

こういう色味はシャンプーの度にも色落ちしていきます。

この髪はしっかりと落ちました。紫が抜けて赤?オレンジ?になりました。

暖色系はやはり落ちます。縮毛矯正剤のメカニズム的にも髪の内部までしっかりと浸透するのでこの結果は不可避です。

パターン4

こちらも赤髪ですが元の色はそこまで明るくはないです。赤系のカラーを繰り返しています。

暖色系のカラーは重ねれば重ねるほど定着率が上がり抜けにくくなります。

その反面カラーチェンジが難しいので注意が必要です。

思っているより抜けていないかもしれません。ベースの色と赤の繰り返し具合がとても大事です。

縮毛矯正をすると内部の結合が整うので光の反射も綺麗に見えますね。

パターン5

毛先以外に暖色系のカラーの残留があります。

日常生活のダメージによる色落ちで最も多いパターンです。根本は残留しつつ毛先と表面が色落ちをしている状態です。

綺麗に抜けました。逆の発想でカラーを抜くのに使っても良いかもしれません。

濃く入りすぎてしまった色を少し抜く時にも使えるかもしれません。

いかがでしょう?思ったより色落ちしない?思ったより色落ちする?

人によっても感覚は違うと思うのでぜひ参考にしてください。

縮毛矯正とカラー、どっちを先にする?

基本的には縮毛矯正を先にして、その後にカラーという順番がおすすめです。

理由は縮毛矯正によってカラーが色落ちする可能性があるから。

先にカラーをしてしまうとせっかく入れた色味が縮毛矯正によって変化してしまう可能性があります。

そのため縮毛矯正 → カラーの順番を基本として考えます。

ブリーチを考えているのであればブリーチ→縮毛矯正→カラーが理想的ではありますが中々日程的にも難しいと思うので縮毛矯正→ブリーチ&カラーという順番がいいでしょう。

ダメージには注意が必要です。

縮毛矯正とカラーは何日空ける?

基本的には、同日にすべてを行うより、髪の状態を見ながら別日に施術する方が安心です。

ただし「必ず何日空ければ大丈夫」と一律に決められるものではありません。

髪のダメージやカラー履歴、縮毛矯正の内容によって判断が変わります。

そのため実際には美容師が髪を見たうえで施術間隔を決めることが大切です。

PRINCIPEでは3日後からを推奨しております。理由としては髪の毛が再結合するまでに72時間かかるから。

縮毛矯正後のカラーなら何色がおすすめ?

縮毛矯正をしている髪では「染めたい色」だけではなく「髪の状態に合わせて色を選ぶ」ことが重要。

例えば

  • 暗めのカラー
  • ブラウン系
  • ナチュラル系
  • 暖色系

などは髪の状態によって選択肢になります。

逆に明るさや透明感を強く求める場合は、縮毛矯正との相性を慎重に考える必要があります。

縮毛矯正+ダブルカラーはできる?

こちらの記事もチェック♪結論としては髪の状態によっては可能ですが、かなり慎重な判断が必要です。

ブリーチとの同時施術は基本的にできません。

特にブリーチをしている髪への縮毛矯正は一般的なカラー毛とアプローチ方法が全く違います。

「ブリーチ毛でも縮毛矯正できますか?」

という相談については、髪の状態を実際に確認してから判断する必要があります。

ダブルカラーの記事♪

「ダブルカラーをやる前に気を付けて!縮毛矯正・髪質改善系の美容師が思うこと」

縮毛矯正でカラーをできるだけ色落ちさせないためには?

①縮毛矯正とカラーの順番を考える

基本は縮毛矯正 → カラーを推奨。前述した通り薬剤によって色落ちしてしまうため。

②髪の履歴を美容師に伝える

これがとても重要です。

「いつ縮毛矯正したか」

「いつカラーしたか」

「ブリーチをしたことがあるか」

「黒染めをしたことがあるか」

など出来るだけ細かく伝えることがとても大事になります。

特にブリーチやダブルカラーという施術はお店によってやり方がかなり異なりますので出来るだけ詳細を伝えてあげると良いでしょう。

③自宅でのヘアケアを見直す

カラー後は色落ちを防ぐためにも日常のケアが重要。

  • 洗浄力の強すぎないシャンプー
  • 熱ダメージ対策
  • ドライヤーでしっかり乾かす
  • 紫外線対策
  • アイロンの温度管理

一番大事なことはまずシャンプー。トリートメントと思われがちですがまずはシャンプーです。

次に熱対策。アイロンやコテはなるべく低音でさらっと。

摩擦や紫外線、乾燥も大事な要素のなるので出来るだけケアをしていきましょう。

縮毛矯正とカラーを両方したい方へ

縮毛矯正とカラーを両方する場合重要なのは「縮毛矯正だけ」「カラーだけ」を別々に考えないこと。

これまでの施術履歴や今後やりたいカラーまで含めて髪の状態を考える必要があります。

特に「縮毛矯正をしているけど透明感のあるカラーもしたい」

という場合はどこまで髪に負担をかけられるのかを考えながら施術することが重要です。

縮毛矯正の色落ち分析

上の画像を踏まえどのような色が色落ちしやすいのか。なぜ色落ちするのかをまとめます。

縮毛矯正の薬は髪の毛内部まで浸透しやすい為髪の毛の表面で発色しているカラーは色落ちしやすいです。

縮毛矯正後は内部の結合が整うのでカラーの発色も綺麗になり光の反射も綺麗になります。

赤系などの暖色以外の色味はそこまで気にならないかもしれません。

縮毛矯正における色落ちまとめ

・基本的には色落ちするので順番としては縮毛矯正→カラー。という順番で施術しましょう。

・色味が濃い色以外はあまり気にならない。

・赤系の色は少し色落ちしやすい。

・元々が明るい髪に色を入れた場合は色落ちしやすい。

・ブリーチ毛からのオンカラーはとても色落ちしやすい。

・濃く入りすぎてまった髪の色落とし

という結果になりました。これからハイトーンのカラーをする方、頻繁にカラーチェンジをする方、縮毛矯正とカラーを同時に施術したい方はぜひ参考にしてみて下さい。

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