
今回のテーマはダブルカラーと縮毛矯正の関係性。 少しマニアックなテーマになるかもしれませんが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
目次
目次
・ダブルカラーとは結局何か?
・縮毛矯正への影響
・実際のサロンワークで起こっていること
・リスクとメリット、デメリット
縮毛矯正目線で話していくのでご了承下さい。
それでは早速。
ダブルカラーとは何か?
ダブルカラーとはその名の通りで2回カラーをすること。
ブリーチ施術系
メインはブリーチをしてからその後にオンカラーで色を入れていくことを指します。 ブリーチをした方が明るく色鮮やかになり発色が綺麗です。 主に明るくしたい、透明感を出したい、いわゆるブリーチをしないとできない色を作る時に使用します。 これは何も悪くないです。はっきりとブリーチをしています!というからです。
ブリーチをしない系
ダブルカラーにも種類があり「ブリーチをしない」ダブルカラーも最近では存在します。
シンプルなダブルカラー
その名の通り普通のカラー剤を2回塗ります。 2回塗ることで発色をより濃くする目的があります。 もしくは現状くらい髪の毛を少し明るくしたい時などに用いることが多いのではないでしょうか。 これも特段問題ありません。
ライトニングシステム、脱染剤、ライトブリーチ系
これが最先端で巷では画期的と言われるダブルカラーの手法です。 すごく簡単にうとブリーチとファッションカラーの間の薬剤です。 ファッションカラーより明るくなるけどブリーチよりは傷まないということ。 これが美容業界でもかなり話題になっており限りなくブリーチ寄りなのでは?という論争に発展しております。
縮毛矯正への影響
次に縮毛矯正、髪質改善系の美容師なので縮毛矯正への影響をお伝えしておきます。 まず僕らが大事にしているのはカウンセリング。 カウンセリング時にどれくらいの体力がこの髪に残っているか、 どこまで攻められるかを確認するわけです。 それではレベル別で写真で確認してみましょう。
1つ目スタイル
ファッションカラーのみ。 こちらは至ってノーマルなファッションカラーなので問題ありません。 髪の毛の体力もしっかりと残っているのでどのような薬を使っても綺麗にかかるでしょう。 強めの薬で問題ありません。

2つ目のスタイル
若干ハイライトが入っているかも。 毛先の褪色具合が若干気になるのでいい意味で少し疑います。 かなり前のことなのでお客様も正確な履歴は覚えていないことが多いです。 ある程度の強さの薬と保険をかけて弱めの薬をチョイスしていきます。

3つ目のスタイル
若干怪しくなってきますが一応ファッションよりというカウンセリング。 ここまでくるとブリーチの可能性をかなり疑いますが髪の毛がしっかりしているので強い薬と弱い薬と半々くらいのイメージでしょうか。 強い薬でいきすぎるとちょっとチリチリになる可能性があります。 (ブリーチの可能性あり)

4つ目のスタイル
ほぼほぼブリーチが入っているかと思います。 カウンセリングでブリーチではないとお客様が言ってもブリーチの可能性が大です。 と言い切ります。 弱めメインで20%くらい強めの選定になるでしょうか。 お客様がブリーチでないと言ってもここは見極めが大事です。 (ブリーチでなかったとしてもライトニングシステムか脱染剤が入っているかと)![]()
5つ目のスタイル
完全にブリーチ。これはお客様も認識が当然あるので激弱のお薬でアプローチ。

ここでは強い薬と弱い薬をどれくらいの配合で入れていくのか。 外の結合と中の結合をどれくらいの割合で切っていくのかを見極め選定していきます。 これを間違えると切れる、上手くかからないなどが発生してしいます。 なので何回ブリーチをしたかという事実よりどれくらい体力が残っているかが大事。
サロンワークで現状起こっていること
今日一番言いたいのがこの部分です。 よくある会話をまとめます。 美容師1「今日はどうしますか?」 お客様「こういう系のカラーにしたいです。(ブリーチ必須)」 美容師1「これはブリーチしないとできない色かもしれません」 お客様「ブリーチは出来ればしたくないんですよね」 美容師1「ではブリーチはしないのでダブルカラーという方法を取っても良いですか?」 ライトニングシステムやほんのちょっとだけブリーチを入れる。 (ちょっとなのでメインの成分ではないので伝えない) PRINCIPEへご来店。 僕「今日は縮毛矯正ですね。あれ?ブリーチしました?」 お客様「ブリーチはしてないです。ダブルカラーです。(それしか言われてないので把握していない)」 僕「明らかにブリーチっぽい履歴なので気を付けて施術させて頂きます」 この会話がとっても多いです。 誰が悪いわけでもありません。美容師1はなるべくお客様のご要望に沿う形で提案させて頂いているので一生懸命。 お客様はブリーチはしない!と言っているのでしている自覚もない。 ですが!こちらがもしブリーチと見極められなくて普通の薬剤を使っていたらチリチリにんる可能性があります。 そしてその責任の所在はどこでしょう?それは当然最終施術者である僕な訳です。 でも!しかし!「ブリーチをしていない!」と言った。ということになるわけです。 当然ブリーチをしていない毛ではチリチリにならない薬を使います。でもチリチリになってしまったということはブリーチがしてあった。という事実になる。 これが今美容業界でブリーチ系カラー美容師と髪質改善縮毛矯正系美容師の間で論争が勃発している例です。 大切なのは誰がどっちが悪いという議論ではなく事実がどうであるか。 誰でもお客様の髪の毛を綺麗に可愛くしたい!という思いがあるはずなのでそれをどう伝えていくか。認識、共有していただくかです。 ブリーチをしていれば少しでも入っていればそれ用のお薬を使います。 正直ブリーチをしていてその後に黒染めをしていれば見極められないこともあります。 なので詳細が欲しいわけです。
リダブルカラーのリスクとメリット、デメリット
最後にダブルカラーにおけるリスク。メリットデメリットをまとめておきます。 まずお伝えしたとおりダブルカラーと言っても種類があることをわかること。 今自分の髪にはどういう履歴があるかをわかること。わかろうとすること。 その上で判断することがとても大事です。 リスク:ブリーチをするとダメージの観点から他の施術ができにくくなる。(縮毛矯正やパーマなど) メリット:発色が綺麗で色鮮やかなカラーを楽しめる。 透明感を増すことができるので明るめにしたい、カラーチェンジもしやすい。 デメリット:色落ちが早い。根元のプリンが気になりやすい。ダメージが気になる。 長くなりましたが今書けることはたくさん書けたと思います。 ブリーチ=縮毛矯正はできないという事はなくやり方次第です。 なのでブリーチをやるにせよ、縮毛矯正をするにせよどうやっていくか、今後どうしていくか、今髪の毛に何が行われているかをしっかりと把握していきましょう。 最後までお読み頂きありがとうございました。ご質問等があれば何でも聞いて下さい。 Instagramでは日々のサロンワークを発信しております。ぜひフォロー&いいねをお願い致します。 そして楽天ルームではオススメの商品をピックアップしてまとめております。買う買わないではなくぜひそちらも併せてご覧ください。 Instaはこちらから♪ 楽天ルームはこちらから♪


コメント