このタイトルを書くにも非常に悩みましたが僕のメディアなので今起きていることをしっかりとノンフィクションでお伝えすることが使命であり同じ境遇の方に参考にして頂ければと思っておりますのでぜひ最後までご覧下さい。
抗がん治療を受けていても諦めてはいけない
抗がん治療を受ける=髪の毛が抜けてしまう=ヘアスタイルは楽しめない。
こう考えるのが自然ですよね。しかし治療の仕方によりこれくらいの髪の毛を残すことも可能なのだとか。(もちろん医療のことは分かりませんし軽はずみな発言は出来ません。)
そこまでしてでもヘアスタイルを楽しみたいと思っていただけることに本当に感謝です。
Before
Before2
初めてお会いしたのは約1年前。その時はまだお薬は飲んでいなかったみたいで全く別の髪質でした。
1年前のBefore
1年前のBefore2
一見ほとんど変わらないように見えますが量と髪質はかなり変化していました。それでもこれほどまでにしっかりと残っているので「縮毛矯正をする」という判断をさせて頂きました。
施術をするにあたっての絶対的な注意点
1、頭皮には絶対に負担をかけない。
→薬剤は絶対に頭皮につけない、アイロンはなるべく優しく。
2、丁寧な事前カウンセリングは絶対。
→ライフスタイルになるべく寄り添う。
3、薬剤の反応の仕方にはかなり敏感に。
→体力が残っていないと縮れやすい。失敗しやすい。
4、無理は絶対にしない。させない。
途中工程(アイロン前)
結合は外れていて不安定ですがしっかりと薬も効いていてアイロンを入れればとっても良い感じなること間違いなし。という状態です。
アイロン後。
ある程度の丸みも付け、はえぐせも直しツヤとハリコシも出ました。少しばかり短い毛(生えかけ)が気になりますが非常に手触りも良いです。
仕上がりを見てみましょう
仕上がりはこちら。
かなりのBeforeです。まだまだ伸び代もありますがBeforeと比べると雲泥の差。
縮毛矯正はかけられるのか、、ととっても不安なお客様でしたがしっかりとご満足いただけました。
「美容院に来れることが幸せ」僕らの概念では「来れて当たり前」その言葉を聞き美容師という職業はどんな髪の毛、どんなお客様でも綺麗な髪を、素敵なスタイルを作らないといけない。置かれている環境がどれくらい恵まれているか再確認しないといけない。と改めて実感できました。
今回は縮毛矯正は出来るという結果になりましたがもちろん髪の毛によります。
ですがぜひ諦めないで下さい。きっと自分が思っているより髪の毛の可能性は無限大です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
コメント