
「ダブルカラーをすると縮毛矯正はできなくなる?」
「ブリーチをしていなければ縮毛矯正できる?」
「縮毛矯正をしている髪にダブルカラーはできる?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実際に縮毛矯正とカラーの両方をされるお客様からこうしたご相談をいただくことは少なくありません。
今回は縮毛矯正・髪質改善を得意にしている美容師の目線からダブルカラー・ブリーチと縮毛矯正の相性について詳しく解説していきます。
結論から言うと
「ダブルカラー・ブリーチをしたら絶対に縮毛矯正ができない」というわけではありません。
ただしダブルカラー・ブリーチの内容によって髪への負担が大きく変わるため、施術前の確認がとても重要です。
目次
ダブルカラーとは?
まず「ダブルカラー」と一言で言っても、実はその内容は様々です。
一般的にダブルカラーというとブリーチをして髪を明るくした後カラー剤を使って色を入れる施術をイメージされる方が多いと思います。
例えば、
「透明感のあるベージュにしたい」
「明るいピンクにしたい」
「鮮やかなカラーにしたい」
「普通のカラーでは出せない色にしたい」
このような場合にはブリーチを使用したダブルカラーが必要になることがあります。
ブリーチをすることで髪の中にあるメラニン色素を大きく取り除き、その後にカラーを入れることで通常のカラーでは出しにくい明るさや色味を作ることができます。
ただしここで知っておいてほしいことがあります!
ダブルカラー=必ずブリーチをする、というわけではありません。
ブリーチを使わないダブルカラーもある
最近では、
・通常のカラー剤を2回使用する
・ライトニング系の薬剤を使用する
・脱染剤を使用する
・いわゆるライトブリーチ系の薬剤を使用する
など様々な方法があります。
そのためお客様から
「ブリーチはしていません」
と言われても、実際に髪を見てみると、縮毛矯正をする上では注意が必要な状態になっていることがあります。
ここが今回一番お伝えしたいポイントです。
なぜこのような現象が起こるのかというとメインのカラー材がブリーチ剤ではないことが多いようです。お客様にはしっかり伝える義務があると個人的には思っています。
ダブルカラーをした髪に縮毛矯正はできる?
では本題です。
ダブルカラーをした髪に縮毛矯正はできるのでしょうか?
答えは、
髪の状態によります。
です。
「ダブルカラーをしたから縮毛矯正ができない」
「ブリーチをしたから絶対に縮毛矯正ができない」
と単純に判断することはできません。
重要なのは現在の髪の毛にどれくらい体力が残っているのかということです。
縮毛矯正は、薬剤と熱を使って髪の形を変えていく非常に繊細な施術です。
そのため髪のダメージが大きい状態で強い薬剤を使用すると、
・髪がチリチリになる
・毛先が切れる
・髪が硬くなる
・縮毛矯正が綺麗にかからない
などのリスクがあります。
だからこそ縮毛矯正をする場合は「何をしたか」だけではなく、今の髪がどんな状態なのかを見ることが重要になります。
縮毛矯正をするときに確認する「カラー履歴」
縮毛矯正のカウンセリングでは過去の施術履歴をできるだけ詳しく確認します。
例えば
・いつカラーをしたのか
・何回カラーをしたのか
・ブリーチをしたことがあるのか
・ハイライトを入れたことがあるのか
・黒染めをしたことがあるのか
・セルフカラーをしたことがあるのか
・どのくらい前に施術したのか
などです。
ただしここで難しいのがお客様自身も過去の施術内容を正確には覚えていないことがあるということ。
例えば、
「ブリーチはしていません」
と聞いていても、
「ブリーチなしのダブルカラー」
「ライトニング系の薬剤」
「脱染剤」
「ハイライト」
などを過去にしているケースがあります。
これらは美容師側からすると縮毛矯正をする上で非常に重要な情報になります。
「ブリーチしていない=安心」ではありません
ここも非常に大切です。
例えば、
「ブリーチはしていません」と言われたとしても、
髪の毛を見てみるとかなり明るく毛先の状態もかなりデリケート。
このような場合、縮毛矯正をする美容師としては慎重に判断する必要があります。
なぜなら縮毛矯正で重要なのは名前ではなく髪の状態だからです。
「ブリーチをしていないから強い薬で大丈夫」とは限りません。
逆に「ブリーチをしているから絶対に縮毛矯正ができない」
とも限りません。
実際には髪の状態を見ながら
どこまで薬剤を作用させるのか?
どのくらいの強さにするのか?
どこまで熱を加えるのか?
毛先にはどのように対応するのか?
などを考えて施術していきます。
実際のサロンワークではこんなことがあります
例えば、
お客様がカラーをした美容室では、
「ブリーチはしないで明るくしましょう」
という提案を受けたとします。
お客様自身は、
「ブリーチをしていない」
と思っています。
その後縮毛矯正をするためにPRINCIPEへご来店。
髪を見てみると、
「これは縮毛矯正をする上ではかなり慎重に考えた方がいいな」
という状態になっていることがあります。
もちろんこれは前の美容師さんが悪いという話ではありません。
カラーをする美容師さんは、お客様の希望する色をできるだけ綺麗に出そうとして施術しています。
一方で、縮毛矯正をする美容師は、
今の髪にどれくらいの余力が残っているのか
を考えて施術します。
それぞれの美容師がそれぞれの専門性から髪を綺麗にしようとしているわけです。
だからこそ過去にどんな施術をしたのかをできるだけ正確に共有することが非常に重要です。
ダブルカラーと縮毛矯正を両方したい場合はどうする?
もし「縮毛矯正もしたい」
「でもダブルカラーもしたい」
という方はできれば最初に今後の予定まで含めて美容師に相談することをおすすめします。
例えば、
「今後縮毛矯正をする予定があります」
とカラーを担当する美容師に伝えておくだけでもカラーの方法を考える材料になります。
逆に、
「今後ブリーチをしたい」
という場合も縮毛矯正を担当する美容師に事前に伝えておくと安心です。
大切なのはその場の施術だけではなく、今後の髪の履歴まで考えて施術すること。
髪の毛は一度ダメージすると元の状態に完全に戻るわけではありません。
だからこそ数ヶ月後、半年後のことまで考えて施術を選ぶことが大切です。
ダブルカラーのメリット
もちろんダブルカラーにはたくさんのメリットがあります。
発色が綺麗
通常のカラーでは出しにくい色味を表現しやすくなります。ペールな色味をご希望の方はブリーチが必須かもしれません。
透明感を出しやすい
ブリーチはメラニン色素を破壊する施術です。言い方はキツイですが悪いことではないので安心してください。
髪の中にある色素を減らすことで透明感のあるカラーを作りやすくなります。
明るいカラーを楽しめる
通常のカラーでは難しい明るさや色味を楽しめるのも大きなメリットです。
気分も変わるしやったことがない髪色にチャレンジもできるのでとても新鮮です。
ダブルカラーのデメリット
一方で、注意しておきたいこともあります。
髪への負担が大きくなる場合がある
特にブリーチを使用する場合は髪への負担を考える必要があります。かなり傷みやすいので今後のケアも大変です。
色落ちしやすい
明るくした髪は色味が抜けることで最初のカラーとは違った見え方になることがあります。
ベースを明るくした分抜け具合はかなり早くなるでしょう。
根元が気になりやすい
髪が明るくなればなるほど新しく生えてきた根元との差が目立ちやすくなります。
どこかでブリーチをやめるという選択肢を取る日が来ることもまた事実です。
他の施術との組み合わせが難しくなる場合がある
特に縮毛矯正やパーマなど髪に大きく作用する施術をする場合は注意が必要です。
ブリーチをしているから施術NGというサロンも少なくはないでしょう。
ブリーチをしたら縮毛矯正はできない?
ここまで読んで「じゃあブリーチをしたら縮毛矯正はできないんだ」
と思った方もいるかもしれません。
しかし必ずしもそうではありません。
ブリーチ=縮毛矯正NG
と単純に決めることはできません。
もちろん髪の状態によっては施術をおすすめできない場合もあります。
ですが髪の状態を見た上で、
「どこまでならできるのか」
「どのような方法なら可能なのか」
を考えることはできます。
そのためブリーチをしている方も、最初から諦めるのではなく一度美容師に髪の状態を見てもらうことをおすすめします。
個人的にはお悩みを少しでも解消出来るという判断ができればブリーチ毛に縮毛矯正をかけることも日常茶飯事です。
断ってしまうとまた同じ悩みに当たる。ということになるのでリスクマネジメントをしっかりとした上でご説明し施術をします。
一番大切なのは「髪の履歴」
縮毛矯正をする上で僕が特に大切にしているのが髪の履歴(と気持ち)です。
「何色にしたか」だけではなく、
・ブリーチをしたか
・ハイライトをしたか
・ダブルカラーをしたか
・黒染めをしたか
・セルフカラーをしたか
・いつ施術したか
などできるだけ詳しく伝えてください。
もし覚えていない場合は「覚えていません」でも大丈夫です。
分からないことを無理に断定するより
「もしかしたらブリーチをしているかもしれない」
と伝えていただいた方が縮毛矯正をする美容師としては安全側に判断できます。
あとは経験値がある美容師、ブリーチに縮毛矯正をかけている美容師は髪の毛を見れば判断が出来るのでご安心ください。
まとめ
今回はダブルカラーと縮毛矯正について解説しました。
ダブルカラーには、
・ブリーチ+カラー
・カラーを2回する方法
・ライトニング系の薬剤を使用する方法
など様々な種類があります。
そのため「ダブルカラーをした=必ず縮毛矯正ができない」
というわけではありません。
逆に「ブリーチをしていない=必ず縮毛矯正ができる」
というわけでもありません。
大切なのは今の髪の状態とこれまでにどんな施術をしてきたのか。
ここを正確に把握することです。
縮毛矯正もダブルカラーもどちらも髪を綺麗にするための素晴らしい技術です。
だからこそ「今何をするか」
だけではなく「これからどういう髪にしていきたいのか」
まで考えて施術を選ぶことをおすすめします。
PRINCIPEでは、縮毛矯正だけではなく、カラーや髪質の状態も含めて、一人ひとりの髪に合わせた施術を考えています。
ダブルカラーをしているけれど縮毛矯正をしたい方や、
「自分の髪でも縮毛矯正ができる?」
「以前ブリーチをしたけど大丈夫?」
など、髪の状態について気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
Instagramでは日々のサロンワークや縮毛矯正の仕上がりなども発信しています。
ぜひそちらもご覧ください。


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